私は自分から人を誘うってほぼないんだけど
誘ってもらった時は必ず自問自答する。
その誘い、
行きたい?
行きたくない?
行きたくない場合は、理由を明確にするのも大事にしている。
誘いにのるなら自分のエネルギーが乗った状態の時だけ
私はそもそも好きな人としか付き合わないし
連絡も取らない。
だから誘われる人は好きな人って事になるけど、
好きな人でも自分の気分がなんだか乗らないときは断ったりもする。
なんかな〜と思いながらも約束しちゃったから仕方なくとか義理で人と会うのは
自分の声をきちんと聞いてあげてなくて自分を大事にできていない事になるし
会っている時もその空間にエネルギーが乗らないから
誘ってくれた相手の大切な時間をも無駄にすることになって失礼だと思っている。
約束していた当日でも、自分の体調や心がすぐれない時はもちろん断る。
約束したのにドタキャンて失礼じゃない?って思う人もいるかもだけど、
私の好きな人は自分をしっかり持っている人だから、
ドタキャンされたからといって1日無駄にする事はなく、その開いた時間をその人なりに有意義に使えると信じている。
体調が悪くて心ここにあらず、その人との時間が心から楽しめないなら、これまた相手にも自分にも失礼になるからね。
その誘い、行く?行かない?
私は自分が嫌な事は自分にさせない、嫌な人とは合わない、好きな人でも気分が乗らなかった時は合わない。と決めている。
私が何か行動する時って、行きたい!!やりたい!!ってすぐにワクワクするものもあれば(これがほとんど)
行きたい、やりたい、んだけどなんか引っかかる。。って時がある。
前者はさくっとやればいいだけなんだけど、
後者はその引っかかりが何なのかきちんと聞いてあげるようにしている。
モヤモヤのまま行動すると、私の場合後でイライラしたり嫌な思いをする事を経験上知っているから。
今回弟にお墓参りに誘ってもらった時も
行きたいんだけど、なんだか全力で“楽しみ〜!”となれない自分がいた。
もちろん強制じゃないんだから、
行きたくなきゃ行かなきゃ良いだけの話なんだけど
どうやら、断らないって事は行きたいみたい…。
本当はどうしたい?
私は本当はどうしたいか?
の本音を自分の心の中を探ってみた。
・お墓参りに行きたかったし、誘ってもらったのは嬉しい。
↓
・甥っ子と会えるのも嬉しい。
↓
・車で連れて行ってくれる(お墓は家から遠いので行くだけで大変)のはありがたいんだけど弟と行ったら必ず口喧嘩になるのが面倒臭い。
↓
・弟と一緒にお墓参り行くのがイヤだったら、改めて自分で行く??
↓
・自分で行くのは暑い中電車バスを乗り継いでだとかなり大変そうだから、できれば涼しい車で現地まで連れて行ってほしい。
↓
・私のベストは、弟と一度も喧嘩しないでお墓参りに行って、帰って来る事。
↓
・今の私なら、弟にも愛をもって接する事ができる気がするから、それに挑戦してみたい。
なるほど!
私は挑戦をしようとしてたからなんかモヤつきながらも行きたいと思ったんだね!
行くからには私自身に嫌な思いを絶対にさせない。
確かに導火線が短すぎる私にとって、弟が絶対に吹っかけてくるケンカの誘いにのらないのは大きな挑戦だ。
それも今回は一緒にいる時間が非常に長い。
話す時間が沢山ある分、いくらでも吹っかけてこれるじゃん。
大丈夫か?私。
でもさ、ケンカって、相手がいて初めて成り立つから
私さえケンカを買わなければケンカになる事はないって事だよね??
今回初の犬猿の仲の弟とお墓参りに行くにあたって
私は、ある誓いをたてた。
当日、いかなる場合も弟のケンカの誘いにはのらない。
と。
つっかかってきたら、
愛をもって「あなたとケンカする気はないよ。」と伝えるつもりでいた。
だって、自分を無駄にイライラさせて嫌な思いをさせたくないし。
できるだけハッピーでいさせてあげたいもん。
当日、弟のお迎えを待ちながらちょっと身構えている自分がいたので
自分の中の防具を全て捨てていこうと何度か深く深呼吸をした。
今までのように言葉で攻撃される確率は非常に高かったけど、私は絶対愛しか持っていかないと決めた。
何があっても弟の意見を否定しないし
もし私の意見を否定されても、「私はこう思うってだけ。」考えはみんな人それぞれでOK!
という想いを胸に当日を迎えた。
まとめ&余談
弟の車に乗りこみしばらく「元気にしてた?」なんて世間話をして、
急に弟がこんな事を言い出した。
「お姉ちゃんてさ、バカなんだけど、めちゃくちゃ強い芯があって誰に何を言われようと絶対にその芯がぶれないじゃん?どんな考えで生きてるのかマジで聞いてみたかったんだよね。」
正直、かなりびっくりした。
弟はいつも私をバカにしてたし間違ってもこんな事を言った事がなかったから。
私はその理由がすぐに分かった。
『弟と喧嘩はしないし何があっても愛を持って接する』と思っていた事が、もうすでに弟に伝わってたんだ。と。
現実はやっぱり自分で作っているんだな。と改めて感じる出来事だった。
弟は途中、やっぱりちょっとつっかかってきたけど、それに乗らず愛を持って接したらいつもの言い合いにならずにすんだ。
あんなに長い時間2人でいて、ケンカをしないのは子供の時以来初めてだったな…。
帰りの車内、
口から産まれてきたと言われるほどのマシンガントークの弟が、放心状態のような感じで一切しゃべらなくなった。
何か色々想いにふけっているようだったので話かけずにそっとしといた。
今回、弟のお墓参りの誘いに乗って、本当に良かったと思う。
あの時、行くか行かないかをしっかり自分の心にきいてあげたおかげで自分の本当の望み、『弟と仲良くしたい』という本音も分かった。
きっと、これから先、弟とケンカをする事はないだろう。
2020年の夏の日、弟と私の終戦記念日になった。
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